開 催 案 内
名古屋大学 材料バックキャストテクノロジーシンポジウム
「次世代グリーンビークルに向けた材料テクノロジーの展開2010」

趣旨:
 地球温暖化防止に向けて二酸化炭素排出量を抜本的に削減し、低炭素社会を実現するためのグリーンイノベーションが喫緊の課題である。名古屋大学は自動車、航空機、鉄道等のモビリティ産業の世界的拠点である中部地区に位置することを活かして、これまで産官学連携によるモビリティの革新的研究開発に重点的に取り組んできた。本学はこの歴史を踏まえて、世界の大学・産業界が先陣を競っているモビリティのグリーンイノベーションを先導し、世界に最先端の研究開発情報を発信しつつ、モビリティ産業のイノベーションに適合した新しい産業構造再構築に貢献するため、名古屋大学グリーンモビリティ研究構想を打ち立てた。その第一弾として昨年度、グリーンビークル材料研究開発拠点を立ち上げ、次世代自動車技術にとってブレークスルーが不可欠な二次電池、燃料電池、パワーエレクトロニクス、軽量化材料・加工技術、新環境調和材料、リサイクル、バイオデバイス等の材料テクノロジーの先導的研究開発に取り組んでいる。
 本シンポジウムでは、第一部で名古屋大学が掲げるグリーンモビリティ研究構想、グリーンビークル材料研究開発拠点における研究開発の取り組み状況および未来社会予測を紹介した後、第二部でグリーンビークル材料を中心とした新材料開発に関する参加者・研究者間のポスターによる技術交流を行い、第三部で産業界の研究者から最新の材料テクノロジー開発動向を紹介して頂く。
 今回のシンポジウムは、名古屋大学が展開するグリーンモビリティ構想、グリーンビークル材料研究開発および産業界の最新動向を具体的に紹介すると同時に、シンポジウム参加者が名古屋大学の研究者と直接交流を持てる点に特徴を持たせた。次世代自動車グリーンイノベーションの近未来技術に触れることにより、グリーンビークル事業の将来構想を描き、さらには企業化に踏み出す契機にして頂ければ幸いである。

主催: 名古屋大学大学院工学研究科附属 材料バックキャストテクノロジー研究センター
名古屋大学 エコトピア科学研究所
(グリーンビークル材料研究開発拠点)
共催: 名古屋大学大学院工学研究科、(財)日比科学技術振興財団、東海広域知的クラスター創成事業本部
協賛: (社)自動車技術会、(社)日本鉄鋼協会、(社)日本金属学会、(社)日本塑性加工学会、
(社)軽金属学会、(社)電気化学会、(社)日本セラミックス協会
後援: 経済産業省中部経済産業局、愛知県、名古屋市、岐阜県、三重県、(財)科学技術交流財団、(社)中部経済連合会、(独)科学技術振興機構 JSTイノベーションプラザ東海、名古屋商工会議所、(財)名古屋産業振興公社、(財)名古屋産業科学研究所 中部TLO、(財)中部科学技術センター、(財)ファインセラミックスセンター

1. 日時:2010年9月29日(水)13:10〜19:15
 
2. 会場:名古屋大学 野依記念学術交流館
  http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/access-map/higashiyama/ )
 
3. プログラム:
 
司会:材料バックキャストテクノロジー研究センター兼任教授 椿 淳一郎氏
開催挨拶 13:10〜13:20
  材料バックキャストテクノロジー研究センター  センター長・兼任教授 石川孝司氏
エコトピア科学研究所  所長・教授 高井 治氏
 
来賓挨拶 13:20-13:35
  名古屋大学大学院工学研究科長・教授  鈴置保雄氏
経済産業省中部経済産業局  局長 加藤洋一氏
 
司会:材料バックキャストテクノロジー研究センター兼任教授 浅沼浩之氏
名古屋大学におけるグリーンモビリティに向けた取り組み  13:35〜14:45
  「名古屋大学グリーンモビリティ連携機構の構想について」
   名古屋大学 理事・副総長 宮田隆司氏 
「グリーンビークル材料研究開発拠点について」
   エコトピア科学研究所 教授 斉藤永宏氏
「低炭素社会に向けた東海地方の新しい成長戦略」
   エコトピア科学研究所 教授 奥田隆明氏
 
  休憩
 
ポスターセッション 14:50〜16:00 (会場:1階。掲示は14:00〜17:00の間)
  別紙のポスター発表一覧を参照下さい。
 
司会:材料バックキャストテクノロジー研究センター兼任教授 金武直幸氏
依頼講演 16:10〜17:30
  「革新電池における材料研究への期待」
   トヨタ自動車(株) 電池研究部 部長 射場英紀氏
「電池技術の進化がもたらす電池社会の到来」
   サムスンSDI(株)常務取締役 佐藤 登氏
 
閉会挨拶 17:30〜17:35
  材料バックキャストテクノロジー研究センター 副センター長・兼任教授 河本邦仁氏
 
交流会 17:45〜19:15、会場:学内・レストラン花の木
 
4. 参加費: 資料代1,000円(学生は無料)。別途、交流会費4,000円(学生は1,000円)
  当日、受付でお支払い下さい。
 
5. 参加申込:@参加者氏名(フリガナ)、所属・役職(または学年)、E-mailアドレス、住所・電話、
A交流会参加の有無、をご記入の上、9月22日までに、次の宛先にお申込み下さい。
   (宛先のE-mail) 
*参加者が200名になりましたら申込みを締め切ります。なお、会場収容が可能な場合には、
 当日の参加申込みも可能です。 *学内の方は、E-mailアドレス、住所・電話は不要です。
*なお、当日の受付は12時頃から開始します。お早めにお越し下さい。
 
6. お問合せ先:名古屋大学工学研究科 材料バックキャストテクノロジー研究センター
         E-mail: 、(電話)052-789-3589