Abu Bin Imran氏(関 研究室)が第19回日本MRS学術シンポジウム奨励賞を受賞(1月15日)
Dr. Abu Bin Imran in Prof. Takahiro Seki's Laboratory Received the Award for Encouragement of Research at the 19th MRS-Japan Academic Symposium (Jan. 15, 2010)

 Abu Bin Imran氏(物質制御工学専攻、NEDO Post Doctoral Fellow、関 研究室)が第19回日本MRS学術シンポジウムの奨励賞を受賞されました。受賞題目等は下記の通りです。

【受賞名・受賞題目・受賞者等】
受 賞 名第19回日本MRS学術シンポジウム奨励賞
受賞題目「Comparative and contrastive studies of poly(NIPA) gels prepared by hydrophobic and hydrophilic polyrotaxane based movable cross-linkers」
受 賞 者 Abu Bin Imran(アブ ビン イムラン)
(名大院工 物質制御工学専攻、NEDO Post Doctoral Fellow)
共同研究者竹岡敬和(物質制御工学専攻・准教授)
関 隆広(物質制御工学専攻・教授)
伊藤耕三(東京大学大学院新領域創成科学研究科・教授)
受賞日等2010年1月15日。第19回日本MRS学術シンポジウム(2009年12月7-9日、
会場:横浜市開港記念会館、横浜情報文化センター)にて発表。


以上。
周 孟光君(浅沼研究室)らの論文がAngewandte ChemieのHot PaperおよびNature誌のハイライトとして、また、RSC Chemistry World Magazineで紹介されました。
Research Paper by Mr. Mengguang Zhou in Prof. Hiroyuki Asanuma Laboratory Has been Introduced as the Hot Paper of the Angewandte Chemie Intern. Ed., the Research Highlights of Nature, and by RSC Chemistry World Magazine.

 周 孟光君(物質制御工学専攻、D2、浅沼研究室)らの論文が、Angew. Chem. Int. Ed.誌のHop paperに選ばれ、更に同論文がNature 誌にHighlightとして紹介され、更にはRSC Chemistry World Magazineにも紹介されました。論文題目等は下記の通りです。

(1)【論文題目・著者等】
名  称Angewandte Chemie International Edition誌の"Hot Paper"
論文題目"A Light-Driven DNA Nanomachine for the Efficient Photoswitching of RNA Digestion"
著  者Mengguang Zhou, Xingguo Liang*, Toshio Mochizuki and Hiroyuki Asanuma*
(*: corresponding authors)
(周 孟光、梁 興国、望月敏夫、浅沼浩之)
(名大院工、物質制御工学専攻)
掲載雑誌Angewandte Chemie International Edition
(M Zhou et al, Angew. Chem. int. Ed., 2010, DOI: 10.1002/anie.200907082)
*ページ:まだ印刷されておりませんので、ページ番号は付いておりません。

(2)Nature誌における論文紹介
 当該論文が紹介されたNature誌のページ番号は、Nature, 2010, 464, 10. で、次のサ イトに紹介されています。
  URL: http://www.nature.com/nature/journal/v464/n7285/#rhighlts
 該当するFull Textは、次のサイトでご覧頂けます。
  http://www.nature.com/nature/journal/v464/n7285/full/464010c.html
 また、該当するpdfファイルは、次のサイトでご覧頂けます。
  http://www.nature.com/nature/journal/v464/n7285/pdf/464010c.pdf

(3)RSC Chemistry World Magazine における論文の紹介は、次のサイトでご覧頂けます。
  URL: http://www.rsc.org/chemistryworld/News/2010/February/25021001.asp


以上。
原 光生君(関 研究室)が第19回日本MRS学術シンポジウム奨励賞を受賞(1月15日)
Mr. Mitsuo Hara in Prof. Takahiro Seki's Laboratory Received the Award for Encouragement of Research at the 19th MRS-Japan Academic Symposium (Jan. 15, 2010)

 原 光生君(物質制御工学専攻、D1、関 研究室)が第19回日本MRS学術シンポジウムの奨励賞を受賞されました。受賞題目等は下記の通りです。

【受賞名・受賞題目・受賞者等】
受 賞 名第19回日本MRS学術シンポジウム奨励賞
受賞題目「リオトロピック液晶ナノ構造体の表面誘起配向制御ならびに固定化」
受 賞 者原 光生(名大院工、物質制御工学専攻、D1)
共同研究者永野修作(名大院工、物質制御工学専攻、助教)
関 隆広(名大院工、物質制御工学専攻、教授)
受賞日等2010年1月15日。第19回日本MRS学術シンポジウム(2009年12月7-9日、
会場:横浜市開港記念会館、横浜情報文化センター)にて発表。


以上。
梁 興国先生(浅沼研究室)らの研究が研究雑誌"FEBS Journal"の表紙に掲載(3月5日)
The Research by Prof. Xingguo Liang and Prof. Hiroyuki Asanuma Group Appeared on Front Cover of FEBS Journal, No.277 (March 5, 2010)

 梁 興国先生と浅沼浩之先生(物質制御工学専攻)らの研究グループの研究論文が、研究雑誌"FEBS Journal"で高く評価され、雑誌の表紙として採用されましたのでお知らせ致します。論文題目等は下記の通りです。本センターに取りまして大変喜ばしいことで、今後のセンターの推進に大きな励みとなりますので、皆様にお知らせ致します。

雑 誌 名FEBS Journal, Vol.277, 1551-1561 (2010)
(Federation of European Biochemical Societies)
論文題目Photoregulation of DNA Transcription by Using Photoresponsive T7 Promoters and Clarification of Its Mechanism
著 者梁 興国、和久田竜史、藤岡健太、浅沼浩之
(名大院工、物質制御工学専攻)

(1)雑誌の表紙は次のサイトでご覧できます。
    http://www3.interscience.wiley.com/journal/119877016/grouphome/home.html
    または、http://mbt-center.numse.nagoya-u.ac.jp/mbt-news/H21/N2157/
(2)研究論文は、次のサイトでご覧できます。
    http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/fulltext/123278909/HTMLSTART


以上。
名古屋大学と産業技術総合研究所との技術交流会(3月9日)
Technical Forum between Nagoya Univ. and AIST (March 9, 2010)

 名古屋大学と産業技術総合研究所との技術交流会が3月9日に開催されます。
 この技術交流会では、当センターの斉藤永宏先生の基調講演「グリーンビークル材料研究開発拠点」や薩摩研究室の清水研一先生のご講演などを始め、当センターにご関連の方々のご講演がありますので、ご多忙とは存じますが、是非ご参加下さいますよう、お願い申し上げます。

(開催案内) 名古屋大学と産業技術総合研究所との技術交流会

 名古屋大学と産業技術総合研究所との連携・協力協定に基づく活動として、技術シーズを育てるための共同調査研究(FS研究)を実施しております。平成21年度に実施したFS研究の経過報告を行うための技術交流会を、下記の要領で開催致します。今回の技術交流会では、基調講演として、本年度の補正予算により構築される「グリーンビークル材料研究開発拠点」に関する講演を行って頂きます。また、技術交流会終了後に懇親会も開催いたします。ご多忙のことと存じますが、多くの皆様のご参加をお願いいたします。
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日 時  平成22年3月9日(火)15:00〜17:30
場 所  名古屋大学 環境総合館 1Fホール
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プログラム
15:00〜15:10 開会挨拶
          名古屋大学 理事・産学官連携推進本部長 宮田 隆司
          産業技術総合研究所   理 事    矢部 彰
15:10〜16:10 基調講演 「グリーンビークル材料研究開発拠点」
          エコトピア科学研究所 ナノマテリアル科学研究部門 斎藤永宏
16:10〜17:30 FS研究(調査研究)紹介
@「重元素置換したホイスラー型Fe2VAl系合金における電子状態の検討および熱電特性の最適化」
  産総研:三上祐史研究員(サステナブルマテリアル研究部門)
名 大:竹内恒博准教授(エコトピア科学研究所)
A「プロトン導電体の酸素活性能を利用したレアメタル代替材料の開発」
  産総研:西田雅一研究員(計測フロンティア研究部門)
名 大:日比野高士教授(環境学研究科)、鈴木憲司教授(エコトピア科学研究所)
B「反応場制御による担持貴金属触媒の高機能化に関するフィージビリティスタディ」
  産総研(名大客員教授):多井豊(サステナブルマテリアル研究部門)
名 大:清水研一助教(工学研究科)
C「高密度・高配向性カーボンナノチューブの環境生体リスク評価の研究」
  産総研:加藤且也研究員(先進製造プロセス研究部門)
名 大:楠美智子教授(エコトピア科学研究所)
17:30 閉会挨拶  名古屋大学 エコトピア科学研究所 副所長 北川 邦行
17:30〜19:30  懇親会 (参加費3,000円)

<ポスター: http://suishin.jimu.nagoya-u.ac.jp/aist0309.pdf >
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 WEBよりお申し込みください。
 http://suishin.jimu.nagoya-u.ac.jp/aist0309.html
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お問い合わせは...
 名古屋大学研究協力部社会連携課  堂前、伊藤
 電話:052-788-6145/FAX:052-788-6146
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以上。
材料バックキャストテクノロジー研究センター2009年度 若手研究奨励の募集(締切:3月31日)
Invitation to MBT Center Research Encouragement 2009 for Students and Postdoctoral Researchers (Dead line for application: March 31, 2010)

【募集案内】 (English invitation is available in the latter half.)
材料バックキャストテクノロジー研究センター2009年度若手研究奨励の募集

平成22年2月4日
材料バックキャストテクノロジー研究センター


 本センターでは、学生やポスドク研究員等の研究と育成を促進する目的で、下記の要領で、研究奨励賞の授与を行っています。宜しくご応募下さるようお願い致します。
 なお、本センターの概要は、次のサイトでご覧下さい。
   http://mbt-center.numse.nagoya-u.ac.jp/

1.趣旨
 本センター関連専攻等の研究室に所属する学生やポスドク研究員等の研究と育成を促進する目的で、「材料テクノロジー」や「ものづくり」に広義に関連する研究等に関して、学内外の学会等から表彰された学生やポスドク研究員等の功績をたたえ、研究を奨励する。
2.対象者
 平成21年4月以降に学内外の学会等から表彰された方で、現在、本センター関連専攻等の研究室に在籍する学生とポスドク研究員等。
 受賞例としては、学会や国際会議、研究団体等から受賞した論文賞、発表賞(講演発表、ポスター発表)、進歩賞、奨励賞などの賞。
3.研究奨励
 功績をたたえ、研究奨励賞(表彰状)を授与し、研究を奨励する。また、本センターニュースにて、本センター関係者にその功績を知らせる。
4.応募方法など
  次の事項を、下記の申込先に、提出下さい。
  (1)応募者の氏名、所属(専攻、研究室名)、学年(学生の場合)、E-mailアドレス
  (2)受賞名・授与団体名、研究題目(または受賞題目等)、受賞者(所属、学生の場合には学年)、共同研究者(所属、学生の場合には学年)、受賞日
(*共同研究者は、受賞者に含まれている場合には、記載不要です。)
  (3)受賞された表彰状のコピー(できるだけ、e-mailでお送り下さい。)

 これらの情報に基づいて、本センターで確認・審査し、採否を連絡します。

 なお、本センターへ既にご連絡頂いた受賞(MBTセンターニュースで発信したもの)につきましては、申し込みいただかなくても結構です。本センターから、受賞された方(在籍中の方)に連絡します。

5.申し込み期限:平成22年3月末までに、逐次お申し込み下さい。
6.申込先:MBTセンターまで、e-mailにて申し込み下さい。
      


(English Version)
Invitation to MBT Center Research Encouragement 2008 for Students and Postdoctoral Researchers

Feb. 4, 2010
Research Center for Materials Backcasting Technology


  Students and postdoctoral researchers in laboratories related to our center are invited to apply the Research Encouragement under the following requirements.
The outline of the center is seen in the following site.
http://mbt-center.numse.nagoya-u.ac.jp/

1. Aims
      For the students and postdoctoral researchers in our center, who have received prizes from societies or institutes on researches, our center recognizes their contributions and encourages their present researches to promote their researches and education.

2. Subjected
      The students and postdoctoral researchers, who are now belonging to laboratories in departments and institute related to our center and have received prizes since April 2009 from societies or institutes on researches, are recommended to apply for this research encouragement.
      Examples of prizes are excellent paper award, excellent presentation award for oral or poster presentations, prize for advance, encouragement prize and so on, which were awarded by societies, institutes or at conferences.

3. Research Encouragement
      We will encourage the students and postdoctoral researchers by recognizing their contributions and presenting them a certificate of commendation for the award of MBT Center Research Encouragement. Furthermore, their contributions will be announced by MBT News.

4. Application:
      The following items should be submitted by e-mail to the MBT Center below.
(1) Name of applicant, affiliation (department, laboratory), school grade if student, e-mail address
(2) Title of prize, name of society or institute who awarded it, title of research awarded, name of prize winners (including co-authors) and their affiliation, date of awarding
(3) A copy of the certificate of commendation. (This should be sent by e-mail)

      Using the information, the application will be checked and judged by our center and the adoption will be notified to the applicant.
      The prizes, which were already announced to our center and announced as MBT News, are not necessary to apply. The prize winners will be contacted from us.

5. Dead line for application: End of March, 2010

6. Application should be sent to MBT Center by e-mail.
      E-mail address:


以上。
学術討論会「次世代自動車の普及と地球温暖化対策を目指す最先端材料研究」(2月23日)
Scientific Forum on Leading Edge of Research toward Spread of Next Generation Vehicle and Countermeasures for Global Warming (Feb. 23, 2010)

 当センターの協賛による学術討論会「次世代自動車の普及と地球温暖化対策を目指す最先端材料研究」を、下記の開催案内の通り、2月23日に開催しました。

【開催案内】
  平成21年度 日本金属学会・日本鉄鋼協会東海支部学術討論会
「次世代自動車の普及と地球温暖化対策を目指す最先端材料研究」

−−− 新進気鋭の材料研究者による学術討論会 −−−

日時: 平成22 年2 月23 日(火) 13:00〜17:10 (懇親会:17:30〜)
場所: 名古屋大学野依記念学術交流会館カンファレンスホール
主催: 日本金属学会・日本鉄鋼協会東海支部
協賛: 名古屋大学工学研究科附属材料バックキャストテクノロジー研究センター
定員: 180 名
学術討論会参加費:  無料
懇親会参加費:    一律1000 円
問合せ・申込先
(当日受付可)
日本金属学会・日本鉄鋼協会東海支部事務局
  E-mail:、Fax:052-789-3574
名古屋大学大学院工学研究科マテリアル理工学専攻 長谷川 正
  E-mail:

プログラム
13:00〜13:10 開会のご挨拶名古屋大学大学院工学研究科 長谷川 正
13:10〜13:50 「ソリューションプラズマ反応場と機能化ナノ粒子合成」
名古屋大学エコトピア科学研究所 齊藤 永宏
13:50〜14:30 「新しい二次電池電極材料開発に向けた基礎研究」
     リチウムイオン電池における電極中の歪の影響と
     新しいマグネシウムイオン電池の試作....
京都大学大学院工学研究科 市坪 哲
14:30〜14:40 休憩
14:40〜15:40 特別講演....
    − 革新的地球温暖化対策:自動車のケース −
     「自動車軽量化の動向とその接合技術」
若狭湾エネルギー研究センター所長,大阪大学名誉教授 小林紘二郎
15:40〜16:20 「材料科学からの結晶シリコン太陽電池の高効率化へのアプローチ」
東北大学金属材料研究所 沓掛 健太朗
16:20〜17:00 「次世代パワーデバイス半導体SiCの溶液成長」
名古屋大学大学院工学研究科 宇治原 徹
17:00〜17:10 閉会のご挨拶名古屋大学大学院工学研究科 長谷川 正
17:30〜19:00 懇親会(グリーンサロン東山「花の木」)


以上。
清水研一先生(薩摩研究室)らの論文がChemCatChem のInside Coverに選定(1月11日)
Research Paper by Dr. Ken-ichi Shimizu in Prof. Atsushi Satsuma Laboratory Has Been Selected as Inside Cover of the ChemCatChem. (Jan. 11, 2010)

 清水研一先生(物質制御工学専攻、助教、薩摩研究室)らの論文が、研究雑誌ChemCatChemのInside Coverに選定されました。論文題目等は下記の通りです。本センターに取りまして大変喜ばしいことで、今後のセンターの推進に大きな励みとなりますので、皆様にお知らせ致します。

【論文題目・著者等】
名  称ChemCatChem のInside Cover
論文題目"Silica-Supported Silver Nanoparticles with Surface Oxygen Species as a Reusable Catalyst for Alkylation of Arenes"
著  者Ken-ichi Shimizu, Yuji Miyamoto, Atsushi Satsuma
(名大院工、物質制御工学専攻)
掲 載 日2010年1月11日。
Inside Coverの掲載は、ChemCatChem 1, 2010 (p.2)
論文の掲載誌:ChemCatChem 2010, 2, p.84〜91
 なお、雑誌のInside Coverや論文のアブストラクトは次のサイトでご覧頂けます。
  http://www3.interscience.wiley.com/journal/123237178/issue
 論文は、次のサイトでご覧頂けます。
  http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/fulltext/123206983/PDFSTART


以上。
湯川記念講演会「鋼の連続鋳造における計算科学・工学の活用」(2月1日)
Yukawa Memorial Forum “Application of Computer Science and Engineering in Continuous Casting of Steels” (Feb. 1, 2010)

 湯川記念講演会「鋼の連続鋳造における計算科学・工学の活用」の開催案内が届きましたので、お知らせします。 ご関係の方は是非ご参加下さい。

(開催案内)
湯 川 記 念 講 演会

 本年度第2回の湯川記念講演会を下記の要領で開催いたしますので、皆様奮ってご参集くださいますようご案内申し上げます。(聴講無料、当日受付)

日  時2010年2月1日(月)15:00〜16:30
会  場名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー(VBL)3階、ベンチャーホール
主  催日本金属学会・日本鉄鋼協会 東海支部
講  師新日本製鐵(株) 顧問 松宮 徹 氏
講演題目「鋼の連続鋳造における計算科学・工学の活用」
講演要旨:
 我が国では粗鋼の98%が連続鋳造で鋳造されている。わが国が鉄鋼製造で世界を凌駕するに至ったのは、製鋼分野においては、連続鋳造の製造比率を世界に先駆けて高めて行ったことも大きな要因の一つである。このプロセスの最適化、プロセスに内在する諸現象の理解、プロセスシミュレーションに必要な物性値の予測を目的として、連続体力学レベル、現象モデルによるシミュレーションから、原子レベルシミュレーション、電子構造解析に至るまで、多岐に亘る計算科学・工学が適用されている。
 この講演ではその例として、1)連続体力学である構造力学および計算流体力学を用いた連続鋳造鋳片の力学的挙動解析、非金属介在物の除去、マクロ偏析形成の解析、2)計算熱力学を用いた連続鋳造フラックスの設計、非金属介在物の化学組成制御、3)分子動力学法による物性値の予測および、第一原理計算である電子構造解析による熱力学的性質の推定について述べる。

−問合せ先−
〒464-8603 名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院工学研究科、マテリアル理工学専攻内
日本金属学会・日本鉄鋼協会 東海支部事務局
 Email
 Tel. 090-6090-3604


以上。
石川孝司先生らの研究の新聞報道(1月12日)
Press Reports of the Research by Prof. Takashi Ishikawa Group (Jan. 12, 2010)

 石川孝司先生(センター長)らのご研究に関する新聞報道がありましたので、皆様にお知らせ致します。

1.日刊工業新聞 H22年1月12日
記事の見出し冷間鍛造 精度5倍超に、名大 市販CAEを活用
概要冷間鍛造の寸法精度を5倍以上に向上させる市販のコンピューター利用エンジニアリング(CAE)ソフト活用手法を確立した。鍛造品の弾性変形や発熱状況をCAEの解析項目に追加、この結果を金型設計に反映させ、製品寸法精度を±10マイクロメーター程度に高めた。今後、この新手法による精度向上の検証を始め、実用により適した利用法を確立する。


以上。